2013/02/16

ピアノと僕な話

生のピアノが無いライブハウスではキーボードを弾くが、ピアノがあればピアノを弾く。
ピアノってやっぱり僕にとってはとても特別というか、憧れの楽器。今でも。

家にはピアノ置けんしなぁ、、、そして持っていないので練習用もピアノタッチのキーボード。

そんな僕ですが、昔はエレクトーンを習っていたのです。

4歳から12歳まで。

当時は本当に嫌で嫌で仕方なかった。
レッスンはグループレッスンやったんやけど、土曜の5時から。
小学生にとってはまさにゴールデンタイム。。。

友達と遊んでる最中に『あっ俺これからエレクトーンのレッスン行かんなん、、、』
って言うのがもう、ほんっっっっっっっとうに嫌やった、、、笑

行きたくないって泣きまくった時もあったなぁ。
親がエレクトーンだけはどうしても辞めさせてくれんくて。
何度辞めたいって言っても『自分からやりたいって言ったんやから中学まではやらな!いつかきっと役に立つときがくるから。』と一喝、、、

んでまぁ辞めて2~3年でまた音楽やりたくなってキーボード買う事になるんやけどね。笑
全く練習せんだけど、辞めんくてよかったなぁと本当に思った。
でも家での練習はめっちゃ音が狂った象牙の家にあったピアノ。
製造番号すら書いてないヤマハの戦前のものらしい。
あまりに調律が狂うから弦を全部張り替えたこともあったけど、それでも駄目やった。
今は実家の2畳の小さな部屋で眠ってる。今度帰ったら弾いてみようかなぁ。

高校に入ったころピアニストに憧れる。でも当時の憧れって本当に漠然としてて、カフェで流れてるようなおしゃれ〜な音楽とかやれたらなぁみたいな。

高校に入って近所の先生のところにピアノ習いに行くことに。
クラッシックもやりつつ。僕の弾きたい曲もやりつつ。
その先生にはピアノどうこうっていうより気持ちとか感情みたいなのを習った気がする。
今でもとっても好きな先生。


んで20歳になるかならんかくらいのときにニューオーリンズの陽気でころころ転がるピアノとかブルースピアノにとても憧れて。
その頃から自分がやりたいことっていうのも見えてきて、Professor Longhair,Dr.John,James Booker,Ray Charls,Leon Russell,Gregg Allman,The Meters,Otis Spannなんかを聴き始めた。

よくブルース好きですか?とか聴かれるけど、そんなに詳しいわけじゃないし、聴いていいなって思った人しか基本聴かんから、ブルースが好きってわけではないというか。
自分がいいと思った人が好き。
まだまだ知らん人沢山おるから、聴いてみた人の中でって感じやけど。

ここ数年でキーボードの音もとても好きになった。
エレピ、オルガン、クラビ、シンセ。
シンセって凄く抵抗があったけど、最近は好きやなぁと思う。

今まで音楽的な観たもの聴いたものが勿論僕の中に沢山あるんやけど、人との関わりやったり、感情やったり、生活やったり、好きなものやったり、全部ひっくるめて、ミュージシャン、イケダシンイチロウであれたらいいなって。

目指すところはそこで、結局誰かみたいになりたいわけじゃないし、誰かみたいな音楽がしたいわけじゃない。
狙ってやりたくないし、自然と自分から出てくるものが僕の音楽でありたいな。
そんな音楽がいいなって思う。

こうでないと駄目なんて決まりはないはず。
そんな概念が音楽を本当につまらんものにしてしまう。

自由にのびのび自分の音楽をやっていきたいなと思った今日このごろ。

長々書いてしまった、、、笑

おつきあいくださってありがとうございます。。。笑

そんなわけで明日はライブなのでお時間ある方は是非お越し下さい。
info@sib-solo.comまでメールいただくかブログのコメントでも承ります^^

2/16(土)代官山NOMAD
出演:後藤一哉、SiB、Anco.、高橋あすか、やもとなおこ
前売2300(D別)
開場17:30開演18:00
開始 出演18時〜

明日は急遽、パーカッションの吉留忠之氏と一緒にやることになりました^^
どんな音になるのか〜!お楽しみに^^

それではみなさんおやすみなさい^^

2013/02/11

疲れが抜けない、、、な話

なんで疲れてるのかも、なんで疲れが抜けないのかも全くわからないが全然意味のわからない疲れがきています、、、

ん〜まいった。

今日は何もせず風呂に入って寝ようと思いまする。

願わくば寝なくていい体になりたい。
が、夢を見れんというのはちょっと残念かな。

まぁ寝なくていい体になるわけもないので余計な心配ですが、、、笑

風呂沸かしてる間の時間って何するわけじゃないけど結構好きやなぁ。


2013/02/09

大人、、、な話


気付けば世間一般では大人と言われる年頃に入った気がする25歳の冬。
ずっとずっと前から疑問に思っていたけど、大人ってなんなんやろう?

自立して自分で食いぶちを稼げるようになったら大人?
それとも20歳を超えたら大人なんかな?
答えはまだ見つからず。

自分が大人と思えば大人なんだって昔誰かに言われたけど本当にその通りかもなぁ。

個人的にはまだまだ大人とも思っていないし、かといって子供?って聞かれても躊躇せずにそうです!とは言えない。

高校生の頃、25歳って言うとあぁ〜大人やなぁって感じたけど、結局あの頃からそんなに変わってない(自分的には)と思っている。
成長はしてるやろうけど。

ん〜結局考えても答えは出ないし、自分が大人か子供かって分けるのも面倒になってきた今日この頃。

別にどっちでもいいかにゃ〜。
なんて。

でも憧れるのはやっぱり子供みたいな大人というか。
少年のような気持ちだったり子供のような感性はずっと手放したくないなぁ。



写真はただいまデモ音源製作中の異色従兄弟ユニット、トタンの写真。
伊藤モユル(写真右)との関係はというと、うちのおかんの兄貴の子供。
まぁ従兄弟ですね。
実家同士も車で5分くらい。

そろそろデモのレコーディング(長かった、、、笑)も終わりそうなので3曲を無料配信とWEB SITEも公開予定です。

それでは今日はこの辺で。

あでゅ〜。

2013/02/02

懐かしい匂いの正体。。。な話

今日はとても暖かく感じた。
まだまだ2月に入ったばかりなのでたまたまだとは思うが。

季節の変わり目に必ずと言っていいほど懐かしい匂いを見つける。
今日はなんだかそれを感じた。
胸のどこかがきゅんとするような、なんだか切ないようなあの匂い。

これがなんなのかは全くわからない。

しかも中学生の頃からなのでかれこれ10年以上ものおつきあい。
懐かしくなって何かを思い出すわけでもないし、その匂いに思い出を見つけたりは出来ない。
断片的に、例えば春なら小学校のころの卒業式の時に感じた気持ちだったりと一緒やなぁとかそういうのはあるけれど、それだけじゃないからこの匂いの正体が僕にはわからない。

故に季節の変わり目はとても好きだ。
哀愁という言葉が一番しっくりくるかもしれない。

正体がぼやけているからこそ、何年経っても僕にとってこの匂いがした時の心持ちはずっと変わらない。

そしてだからこそなんだかよくわからないままずっとこの匂いが好きなのかもしれない。

2013/02/01

『あるいは佐々木ユキ』な話



今日はポレポレ東中野という映画館に映画を観に行った。
映画を映画館で観るというのはおそらくバスキアの映画以来で本当に久しぶりだったのでとても楽しみにしていた。

るなさんがどこからか発見して観に行こうとなった『あるいは佐々木ユキ』という映画。
タイトルにも惹かれたし、監督が国立の人らしい。
どんな内容なのかは全く想像がつかない感じで、ワクワクしながら仕事帰りに駅で待ち合わせして観に行った。

今日だけかな?この作品の福間健二監督の詩の朗読があって、入ってきて急に詩を読み始めた。
初めて聞く様な文の区切りかただったり呼吸。
とっても独特の世界観を感じた。合間に話す感じはほんと普通のおじさんって感じやったんやけどね。

いいもん聴かせてもらいました。

作品はというととっても抽象的。
何がいいとか口では上手く言えない。
言葉で表現出来ない気持ちになることはなかなかないので、とってもいいなぁ〜と素直に思えた映画でした。
街、人、繋がり、言葉の奥にある『何か』。
もの凄く小さいようで大きなテーマな気がしました。
まぁこれは僕が観た感想ですが。

久しぶりに素敵な映画観た。ごちそう様でした。

2/1までやっているみたいなので気になった人はポレポレ東中野へ。

ちなみにポレポレ東中野のポスターに『無名って無敵だ』ってキャッチフレーズがあった。

素敵や〜。